大切な人のお名前を主人公にしたオリジナルギフト絵本

ありがとうのほん(大人向け/日本語)

ありがとうのほん

グリーティングブックシリーズ

なかなか面と向かって言えない「ありがとう」の言葉。
心から感謝をこめて。

ペット向けもあります!

KASHICO 作・絵
35ページ
サイズ:縦266mm×横217mm
オリジナル絵本 本体価格 3,800円(税込価格 4,180円)

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上原先生に 贈る

世界でたった1冊の絵本

 

三鷹市森小学校 上原先生

教壇を去られるのは大変寂しいです。

これからもお元気で頑張ってください!

 

20223日 6年2組生徒一同より

上原真一さん

これまでのありがとうを込めて

ありがとうのほん

KACHICO 作・絵

今日は何の日?
ある人にとっては
普段と変わらないありふれた一日であり
ある人にとっては
生涯忘れられない特別な日かもしれません。
上原先生にとっては
どうですか?
流れゆく時間の中から
今日という日に寄せて、
上原先生に伝えたい事があると
扉の向こうで待っている方々がいるようです。
まず最初は、
遠い昔の上原先生がまだ
今よりずっと小さな頃に履いていたくつ。
いつしかサイズが合わなくなって
捨てられてしまったけど
こんなにボロボロになるまで
たくさん履いてくれて
色んなところへ連れて行ってもらえて
嬉しかったのです。ありがとうね。
上原先生の足は
あの頃に比べるとずいぶん大きくなりましたね!
お次は上原先生
赤ちゃんの頃に使っていたものたち。
上原先生は憶えてる? あまいミルクの香り。
ふわふわの肌触り。
聞こえてくるのは不思議な音。
コロコロコロリ、カラカラカラ。
真央先生が泣いているとき
そして、笑っているとき
いつも一緒にいたのです。
共に過ごした日々に、ありがとう。
もう60歳だなんて
時が経つのはあっという間ですね。
お次は使いかけのクレヨンや絵の具たち。
上原先生がまだ幼かった頃、
どんな絵を描いたか憶えていますか?
一番使った色は、何色?
失敗を恐れず、無心で描いていたよね。
思いっきり使ってくれて、ありがとう。
今はどうですか?
今でも心のままに自分を表現していますか?
他人と自分を比べて、落ち込んだりしていませんか?
そんな時はまた、あの頃を思い出してみてね。
いつかどこかで出会った
小さな可愛い生き物たち。
言葉は無くても伝わった。
優しく目を合わせてくれたこと
可愛いと思ってくれたこと
それだけで幸せ。
ありがとう、上原先生
どこかでまた会えるかな。
会えるといいね。
その時がくるのを楽しみにしているよ。
そしてさらに小さな生き物たち。
小さすぎて見えなくて
踏まれそうになったこともあるけど
どんなに小さくても一生懸命生きているよ。
嫌いかな?
でももしかしたらいつかは
好きになってもらえるかな?
まずは上原先生
知ってもらえたことに、ありがとう。
また、見つけてね。
彩り豊か穫れたて新鮮、
美味しそうな食べ物たち。
太陽の光を浴び、海と大地に抱かれ
エネルギーに満ち溢れています。
宝石の様に輝いています。
栄養を豊富に蓄えた大自然からの贈り物。
上原先生がいつも
美味しそうに食べてくれて
元気になってくれること
それが嬉しいのです。ありがとう。
三鷹市
それは上原先生
ご縁のある土地。
人に個性がある様に土地にも個性がある。
三鷹市は好きですか?
上原先生がこの土地に
住むことによって
三鷹市を元気にしています。
住んでくれて、ありがとう。
なかなか良いところでしょう?
空気、それは目には見えない。
目には見えないそのままの姿で
上原先生が動き回っているときも
眠っているときも
そばにぴたりと寄り添っている。
寄せては返す波の様なリズムで
体内へと吸い込まれるたび
繊細な会話をしているよ。
上原先生の呼吸に、ありがとう。
新鮮な自然の良い香りを乗せて
いつもの上原先生の元へ
綺麗な空気を届けられます様に。
地球、それはいつも私達の足元で
静かに、時に激しく息づいている。
太陽系に浮かぶ三番目の星。
上原先生はこの広い地球の上で
これまでどんな場所へ行き
何を見て、何を感じ
どんな想いを抱いてきたのだろう。
この地球に生まれてきてくれて
ありがとう。
これからも冒険を楽しんでね。
空にぽつんと浮かぶ太陽と月。
昼と夜の世界を照らし続ける姿は
まるで父と母の様。
時々見上げてしまうのはなぜだろう?
上原先生が彼らを見上げる時
彼らもまた、上原先生を見つめている。
あなたの眼差しが嬉しいのだ。
見上げてくれて、ありがとう。
寒さに凍えない様に
暗い夜道に迷わない様に
いつも上原先生
見守っているよ
宇宙、それはただ静かにひっそりと在る。
永遠に続く暗闇の中に煌めく星たち。
銀河、星雲、ブラックホール。
なぜ宇宙は存在するのだろう。
創造主の実験場?それとも一つの生命体?
ただ確かな事、
それは上原先生は今
宇宙を構成している一つの輝き。
上原先生が存在していることで
宇宙は成り立っているのだ。
上原先生
存在してくれて、ありがとう。
上原先生の体を構成する細胞。
それはミクロの世界。小さな宇宙。
毎日どこかで生まれ
毎日どこかで役目を終えている。
めぐりめぐる集合体。
上原先生が生きている。
ただそれだけで細胞たちは巡っている。
だから、ありがとう。
上原先生が取り込む栄養と
にっこり笑顔の幸福感で
細胞たちはますます元気に働けるんだ。
目を閉じると心の中に浮かんでくる
優しくて暖かい光。
それは上原先生という
存在を通して体験したかった。
楽しさ、嬉しさ、辛さ、悲しみ、怒り、
感じられる限りのたくさんの感情を
上原先生でしか味わえない
オリジナルな体験を。
それが光にとっての喜び。
上原先生という体験に ありがとう。
光はいつも
上原先生を愛しているよ。
いつかどこかで見かけた人達。
6年2組のみんなの姿も…。
世の中には星の数ほど人がいる。
これだけ沢山の人がいるのに
同じ人は一人もいない。
上原先生と同じ人も
もちろんいない。
みんな少しずつ違う色を持っていて
それぞれの色が輝く時
世界はカラフルに彩られる。
上原先生上原先生
いてくれて、ありがとう。
最後に。
親愛なる上原先生
あなたがいてくれたから
この絵本が生まれました。
ありがとうの気持ちを込めて
これを贈ります。

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